サリドマイド

サリドマイドって何?
 大学の授業のページに「サリドマイド」って言葉がありました。→[http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20090512/p5:title=このページから転送]


☆記事の内容
サリドマイドが妊婦の吐き気用の薬として販売されて50年以上が経って、研究者はとうとうこの薬がどうやって重大な出生時欠損を誘発するのかを突き止めた。この薬の血管新生阻害作用が、妊娠初期にサリドマイドを服用した女性の子どもの四肢の発育不全の原因であることが示された。この知見は同じような悪影響のない化合物を開発するのに役立つであろう。1961年にサリドマイドが販売禁止されるまでに10000人の子どもたちが四肢やその他の欠損を持って生まれた。その後この薬はハンセン病と多発性骨髄腫の薬としてカムバックした。米国ではサリドマイドへのアクセスは厳しく規制され、女性は毎月妊娠検査陰性の結果を提出しなければならない。しかし国によってはもっと簡単に入手でき、サリドマイドに特徴的な欠損が再来している。

と書かれていました。サリドマイドはどうやら怪しいものらしいです。
ウィキペディアで調べたところ、サリドマイド(thalidomide)とは1957年にグリュネンタール社から発売された睡眠薬の名称で、副作用により多くの奇形児が誕生し、一時的に販売中止。現在はアメリカ合衆国等でハンセン病治療薬として市販されている。ということが分かりました。



サリドマイドの成分
サリドマイドは一般名であり、化合物名は3'-(N-フタルイミド)グルタルイミドである。水に溶けにくい針状結晶。無水フタル酸とアミノグルタルイミドの縮合反応により合成できる。分子の中に1箇所不斉炭素を持ち、R体とS体の鏡像異性体が存在する(R体はCAS番号2614-06-4、S体はCAS番号841-67-8)。
  
大学で栄養学や食品学総論の講義を受講して、少しは化合物の成分を理解していましたが、サリドマイドがどうして体に悪いのか分かりませんでした。。。。



サリドマイドの歴史
もともとはてんかん患者の抗てんかん薬として開発されたが、効果は認められなかった。その代わりに催眠性が認められたため、睡眠薬として発売された。当初、副作用も少なく安全な薬と宣伝されたことから妊婦のつわりや不眠症の改善のために多用されたことが後の被害者増加につながった。
  
サリドマイドの歴史を見ると、最初は良かれと思って使用した薬だったけど、実は体に害のあるものだったと判明したことが分かりました。たまに、TVで医者の医療ミスなど報道されることがあるけど、医療って対処法を間違えたら怖いし、間違った薬を飲んでしまった患者さん、処方してしまったお医者さんは大変のことだと思います。医療技術が進み、風邪を引いても薬を飲めば治る時代です。昔は治ることがなかった癌でさえ、早期発見だったら治療して治すことができます。なので、本当に信頼できる薬を開発していってほしいです。


文献:ウィキペディアから

作成時間:60分