スーパー雑草大発生

●雑草の力恐るべし!


今、除草剤が効かない雑草があるそうです。

【記事内容】
今、除草剤が効かない"スーパー雑草"が拡大している。宮城県では田んぼに"オモダカ"という雑草が急速に増え、コメの収穫に影響が出ている。福岡県では麦畑に数種類の除草剤でも効かない雑草が出現した。雑草の効率的な管理は農家の宿願。それが1980年代に優れた除草剤が次々に登場し、一気に普及した。ところが同じ除草剤を散布し続けたことで雑草が抵抗性を獲得してしまったのだ。さらにアメリカでは、「グリホサート」という世界的に広く普及している除草剤が効かない雑草が登場。その除草剤に耐性を持つよう遺伝子組み換えされた農作物への影響が心配されている。この雑草とどう向き合っていけばよいのか?その現状と対策を探る。

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雑草って、見習いたいぐらいの生命力をもっていてすごいと思いますが、米の収穫に影響が出るため雑草が増えることは問題です・・・。今までは、除草剤が効いていたのに、最近の雑草はすごい。それだけ雑草も年々進化し続けているのだと関心してしまいました。この雑草の問題を早く解決できるといいなと思います。



★雑草とは・・・?
雑草(ざっそう)とは、(人間の生活範囲に)人間の意図にかかわらず自然に繁殖する植物のことである。通常、草(草本)のことをいう。雑草は単に草という場合もある(草刈りなど)。


★定義
1.運動場、駐車場、道路周辺など、人間がいかなる植物の育成をも認めていない場所へ勝手に侵入し、成長、繁殖する植   物。すべて、定期的に駆除されることがある。
2.畑、果樹園、庭園、芝生など、人間がある特定の植物の育成を目指している場所へ、人間の意図に反して勝手に侵入し、  成長、繁殖する植物。繁殖が激しく、ねらいとする植物の育成に邪魔になる場合、集中的に駆除の対象になる。
なお、このうちの2だけを雑草と見なす考えもある。水田の場合、イネの成長の間は雑草は駆除の対象となるが、稲刈りから次の春までは、雑草は比較的放置される。ここには水田雑草とよばれる特殊な植物群が存在する。


★環境の特性
雑草という名が示すように、これらの植物は、特に何の取り柄もないものと見なされがちであるが、実はそうではない。これらの植物の成育する環境は、きわめて特殊なものである。これらの環境に共通する特徴は、きわめて人為的撹乱を激しく受ける場所だということである。運動場道路脇では、まず、強い日照、水不足、土壌の少なさと乏しい肥料分、埃や煤煙、それに踏みつけがあり、その上に少なくとも数か月ごとに草刈りが行われる。庭園では、水や土壌などの点では植物の生活に適しているが、土壌は定期的に撹拌され、草刈りなどの手入れはもっと頻繁に行われる。したがって、このような環境で生活を営み続けられるのは、その生活に強く適応した植物であり、雑草の多くは、人家周辺でのみ生活しているものである。このような植物は自然の保存された山野では見られず、人がそこに例えば道をつけると、そこに出現する。

雑草という名が示すように、木本では、まずこの生育は維持できない。世代時間が長すぎるため、また、材に資源を投入しても刈り入れによって無駄になるからである。唯一、ササ類などにそれに近い生育を送るものがあるのみである。

雑草は、特定の分類群をさす言葉ではなく、様々な仲間の植物が含まれるが、シダ植物で雑草として出現するものはきわめて少ない。裸子植物は皆無である(木本ばかりなので当然だが)。被子植物でも、イネ科・キク科のものがかなりの部分を占める。これらは、被子植物の中でも、進化の進んだグループと見られている。

また、帰化植物も多い。これは、人間の生活範囲に密着している植物だから、ある意味で当然であろう。また、特定の栽培植物にはそれに対応する雑草がある場合がある。


参考ページ:ウィキペディア